皆様はPLCを使ったことがあるでしょうか??
今更な感じな話ですが、多くの方が知っているかと思います。
PLCとは、プログラマブルロジックコントローラ(programmable logic controller)の略で
シーケンサとも呼ばれたりします。
日常生活ではあまり見ることがないと思いますが、企業を生産を支える重要な装置です。
今回はPLCについてざっくり説明していきます。
PLCは何ができるの??
PLCは、主に量産機械など生産設備に用いられることが多い装置です。
入出力装置を持ち、センサを取り付けたりシリンダーやサーボモータ色々な
装置を制御することができます。
実際のPLCは下のような感じ(MELSECQシリーズ)
入力のところにセンサやスイッチなどを端子台などを経由して配線をします。
出力も同様です。
どこのメーカーが出しているの??
主なメーカは
がよく用いられているのではないでしょうか。当然、企業や学校にもよりけりでしょうけども……。
ちなみにPanasonicにもあったような気がします。調べてみてください。
制御方法
制御には、それぞれメーカーが用意している専用ソフトを使ってCPU内にソフトを書き込んで使用します。
三菱なら、GXWorks2,3
KEYENCEなら、KV STUDIO
など、メーカーによって異なるので実際に使用するPLCが決まってから必要なソフトをインストールしましょう。
制御の方法としてもっと有名な言語は、ラダー言語(ラダー図)です。
シーケンス図に結構似ています。左が電位が高いほう右が0Vを表しています。
入力を繋いでいって最後は出力へとつながっていきます。
ここで、軽く説明ですがSW(スイッチ)には2つの接点があります。
SW1はNO(ノーマリーオープン)と呼ばれ、スイッチを押したときに導通する接点です。A接点とも呼ばれています。
SW2はNC(ノーマリークローズ)、先ほどとは逆に押したときに導通が切れる接点です。B接点とも呼ばれています。
NCは、主に設備の停止スイッチや、非常停止スイッチに用いられます。
自分が学んだ話ですが、
停止スイッチが故障したときにA接点だったらどうでしょう?
設備を動かしたら二度と止まらなくなる可能性が発生してしまいます。
これはファイルセーフに基づく考え方です。
もし、スイッチが壊れていたら設備が動かないようにする、といった安全への配慮です。
学生の方がもし見てくださっていたら、是非覚えていただきたいです。
まとめ
今回はPLCのさわりの部分について記載しましたが、
もっと詳細に記事にされている方は多いと思います。ですが、私が記事にしたい内容は現場から得たことなどです。
特に重要なのが、安全に対する配慮です。
私もそうですが、学生時代は動作すればオッケーみたいな考え方でした。
そこは学校ではなかなか学びづらいところかなと思っています。
この記事で何を学んでいただきたいかというと、安全についてです。
制御はソフト次第では危険にすることも可能になってしまう、それだと危ないので
ハードウェアから制御が介入できないようにしてあげる必要があるのです。
今後はラダーについての記事を記載していきますが、実際にあった
現場のミスなども紹介できたらなと思います。
3社のリンクがついている思いますので、是非カタログ等見てください。見てるだけでも案外楽しいかもしれませんよ?
それでは、またお会いしましょう!